まず『ももかん』と聞いて、桃の缶詰のことだと思ってしまった人の為に解説しておきますね。
ももかんとは?
“ももかん“とは、大腿部打撲のことで、アメリカでは通称でチャーリーホースとも呼ばれています。
ケガを理由に引退した競走馬が、メジャーリーグのグラウンド整備時に足を引きずって歩いていた様子が、死球などの打撲時に足を引きずって歩いている野球選手の姿に似ていることからそう呼ばれるようになったといわれています。*諸説あり
大腿部打撲は接触が多いバスケットボール、サッカー、ラグビーなどで多く見られるケガの1つです。
頻繁に起こることから軽視されやすい外傷の一つですが、適切に治療せず放置したり、返すことによって骨化性筋炎(筋肉の骨化)を招いてしまうこともあります。
また日常生活でも転倒や転落によっても発生することがあります。
ももかんの症状
症状としては、打撲部の痛みや腫れ、内出血が起こります。
また、重症度が高くなると腫れの影響で膝の関節が曲がらなくなったり、痛みを伴ったりします。
安静にしても我慢できないほどの痛みがある場合は、筋肉の出血が多く圧力が高まり、急性コンパートメント症候群が起こっている可能性があるため、早急に医療機関を受診しMRI検査などの精密検査が必要です。
また、慢性化をしてしまうと筋肉が固くなり(硬結)、関節が動かしづらくなってしまいます。
大腿部打撲は頻繁に起こりますが、医療機関での適切な処置が必要です。
急性期では出血を最小限にとどめる必要があるため、まずは安静にします。
そして痛みや腫れ、炎症が軽減してきたら早めにストレッチや可動域を広げる練習から始め、段階的に負荷を上げていきます。
復帰には内出血や筋肉の拘縮がなくなっていることを確認しましょう。
ももかんの治し方
1. 休息と氷
まずは痛みを感じた部位を安静にしましょう。
太ももを動かすことを避け、負荷をかけないようにします。
氷での冷却は、炎症を軽減し、腫れや痛みを抑えます。
氷を包んだタオルを当てることで炎症を軽減できます。
氷は15〜20分間、2〜3回繰り返し使用し、直接肌に触れさせないように注意しましょう。
2. 圧迫
打撲部位には適切な圧迫を行うことで腫れや痛みを和らげることができます。
膝を曲げて行うことで大腿前部にストレッチがかかり、結果的に筋硬結を防ぎ、出血が溜まるスペースがなくなり止血を促します。
弾性包帯で緩く巻いて圧迫しましょう。
巻きすぎ注意!
3. 高さを調節した安静
枕やクッションを使って、打撲した太ももの位置を心地よい高さに保ちます。
これにより、血液の循環を助けることができます。
4. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
痛みや炎症を軽減するために、医師の指示の下で非ステロイド性抗炎症薬を使用することがあります。ただし、自己判断で使用する前に医師と相談してください。
5. 体を温める
数日後には、打撲部位を温めることで血液循環を促進し、回復を助けることができます。温湿布や温める軟膏を使用して温めましょう。
6. 予防策
同じ箇所を再び打撲するのを防ぐために、適切な保護具(パッドやサポーター)を使用しましょう。特に、スポーツや活動の際には、適切な防護具を身に着けると良いでしょう。
これらの対処法は、多くの打撲の場合に効果的ですが、症状が改善しない場合や心配な点がある場合は、必ず専門の医師に相談しましょう。
ここまでは調べれば出てくる情報なので、このように対応していくことをお勧めします。
ただ、この通りにやってもなかなか痛みは完全にはなくならないものです。
なので、これまでの実績からとっておきの方法をお伝えしましょう!
ももかんのとっておきの対処法
まず、打撲した部位は筋肉組織が損傷した状態でした。
外傷ならば血が出ている状態です。
人の心理として目に見えて血が出ている場合は、とても大きなリアクションをして対応もそれなりにしますが、目に見えない内出血や腫れなどは本人も周囲の人も対応がゆるくなりがちです。
ところがここに落とし穴があります。
内部の目に見えないことこそ慎重に対応することが必要なのです。
損傷した部位は、相手からの接触で強く圧迫を受けました。
毛細血管や筋肉組織が損傷し止血ために圧迫をしましたが、組織を復活させるためには、血液の流れをもとに戻していくことが重要な鍵になります。
潰れてしまった管を元に戻す!つまり管を膨らませるためには潰れてしまった部分を膨らませる必要があります。
えがお元気整体では、その筋肉組織や血管をもとに戻すために、組織を膨らませる施術をしています。
このやり方であれば、筋肉組織や血管もストレッチやマッサージと比較してもスピーディでかつ、痛みを伴わないで良くすることができます。
ご自分の感覚で見よう見まねでやることも不可能ではないですが、やり方によっては悪化してしまう場合もあります。
ふくらませる程度や強さなども人によって違ってきます。
まずはカウンセリング、そして本人ともコミニュケーションしながら進めていくので、痛みを伴わないやり方が実現します。
この施術、一度試してみるのはいかがでしょうか?
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