股関節は、骨盤と大腿骨をつなぐ重要な関節であり、歩行や姿勢の安定に大きく関わります。
しかし、股関節がねじれると、骨盤や膝、足首など全身に影響を及ぼし、痛みや動きの制限が生じることがあります。
股関節がねじれる原因
股関節のねじれの根本的な原因は複雑で、物理的、心理的、社会的な要因が絡み合うことがあります。
姿勢や歩行のクセ
足を組む、片足重心で立つなどの習慣が、股関節のバランスを崩します。
歩行時の足の向きが不自然(外向き・内向き)だと、股関節に余分なねじれが生じます。
筋力のアンバランス
股関節周りの筋肉(大殿筋、中殿筋、腸腰筋など)が弱かったり、過緊張していると、骨盤の位置が歪み、股関節のねじれが発生します。
運動不足や加齢
運動不足により、股関節の可動域が狭まり、ねじれが起こりやすくなります。
加齢に伴い、柔軟性が低下することも原因の一つです。
外傷や過去の怪我
捻挫や骨折などの怪我が原因で、股関節に負担がかかり、ねじれが慢性化する場合があります。
股関節のねじれが引き起こす症状
・腰痛や膝痛
・骨盤の歪みによる姿勢の崩れ
・足のむくみや冷え
・疲労感や歩きにくさ
・股関節周辺の痛みや違和感
股関節のねじれを改善する方法
自宅でできるストレッチとエクササイズを紹介します。
やってみましょう!
股関節ストレッチ
床に座り、両膝を曲げて足の裏同士を合わせます。
両膝を外側に開き、ゆっくりと上下に動かします。
ゆっくりとやるのがコツです。
痛みを感じる場合は中止するか、負荷を弱くしてみましょう。
股関節周りがリラックスし、可動域が広がります。
下の動画のスタートから45秒位のところを参考にしてください
お尻の筋肉を鍛えるヒップリフト
仰向けになり、膝を立てます。
お尻をゆっくり持ち上げ、数秒キープして戻します。
大殿筋を鍛えることで股関節の安定性が向上します。
最初は5秒くらい、慣れてきたら徐々に時間をのばしていきましょう!
ねじれを整えるツイストストレッチ
床に座り、片足を伸ばし、もう片方の足を反対側の膝の外側に置きます。
上半身を足の方向にツイストし、股関節をリセットします。
動画の6分過ぎくらいのところを参考にしてみましょう!
日常生活での姿勢改善
足を組む癖をやめ、左右均等に座るよう意識しましょう。
立ち姿勢では、重心を左右均等に保つよう注意します。
専門家のサポートを受ける
個人の体の状態に合わせたアプローチで、筋肉バランスを整え、痛みや歪みを軽減します。
予防のためのヒント
定期的なストレッチや運動を習慣化しましょう。
体を冷やさないよう注意し、血流を促進する工夫を取り入れます。
負担の少ない靴や椅子を選び、日常動作を見直すことも大切です。
まとめ
股関節のねじれは、多くの人が気づかずに抱える問題ですが、適切な対策を取ることで改善できます。
この記事をきっかけに、日々の習慣や動作を見直し、股関節を整えるケアを始めてみましょう。