本格的な冬のピークということで寒い日が続いています。
冬の寒さが続くと、体は自然と緊張し、肩をすぼめたり筋肉が硬くなりやすくなります。
そんな時、多くの人が「マッサージでほぐしたい」と考えるかもしれませんが、実はマッサージにも注意すべきポイントがあります。
そこで今回はマッサージに関する誤解を解消し、よくない理由や注意点について詳しく解説します。
【マッサージに関する一般的な誤解】
疲れた体を癒し、肩や腰の痛みを和らげるために利用されるマッサージ。
しかし、実は「全ての人にとって良いもの」とは限りません。
一見気持ち良いマッサージでも、誤った方法やタイミングで行うと逆効果になる場合があります。
「強いマッサージ＝効果大とは限らない」
強い刺激を求める方も多いですが、過剰な力を加えると以下のリスクがあります
※ 筋肉や血管を傷つける。
※ 炎症を悪化させる。
※ 防御反応で筋肉がさらに緊張する。
「マッサージで根本治療はできない！」
※ 痛みの根本原因を取り除くわけではありません。
※ 一時的に症状が軽減されても、原因が解消されなければ再発の可能性が高いです。
※ 強くもんだり押したりして痛みが無くなる場合の多くは、患部が麻痺して痛みを感じなくなっている場合が多いです。
「体調次第で危険な場合もある！」
※ 実際には、体調や症状によってはマッサージを避けた方が良い場合があります。
【マッサージがよくない理由】
下記に挙げたようなことはマッサージが逆効果になることがあります
根本的な解決にはならない
マッサージは症状を一時的に和らげる効果はありますが、原因が姿勢の悪さや筋力の低下、内臓の不調などの場合、根本的な解決にはつながりません。
炎症を悪化させる可能性
筋肉痛や怪我による炎症がある場合、マッサージをすると血流が過剰に促進され、炎症が悪化する可能性があります。
間違った手技や施術
経験不足の施術者や自己流のマッサージでは、神経や筋肉を傷つけるリスクがあります。
特に深部の筋肉や骨に近い部分を扱う際は慎重さが求められます。
自分自身の体調
A.高熱があるとき…
B.血栓や動脈硬化などの循環器系の問題があるとき
C.妊娠中や産後直後（特定の部位を避ける必要あり）
上記のように体調に合わない場合はマッサージが逆効果になることがあります
【正しいケア方法と代替案】
マッサージが適切でない場合でも、体をケアする方法は他にもあります。
ストレッチや運動療法
「首や肩の緊張を和らげる簡単ストレッチとして、両肩をすくめてストンと落とす動きを5回繰り返すだけでも効果があります。」
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるストレッチや適度な運動は、痛みや疲労の改善に役立ちます。
適切な姿勢の維持
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作で姿勢が悪くなる場合、こまめな姿勢の修正が大切です。
温熱療法
筋肉の緊張や血流の改善には、入浴や温湿布が効果的です。
炎症がない場合に適しています。
根本原因の特定と治療
痛みや疲れが慢性的に続く場合は、整体や理学療法士による根本原因の評価と治療を受けましょう。
【マッサージを受ける際の注意点】
マッサージを受ける際には正しい知識を持ち、適切なケアを行える施術者を選ぶことが重要です。
信頼できる施術者を選ぶ
専門的な知識と経験を持つ施術者に依頼しましょう。
口コミや評判を確認するのも厳選の良い方法です。
体調を事前に伝える
施術前に体調や持病を伝えることで、不適切な施術を避けることができます。
過剰な刺激を求めない
心地よいと感じる程度の圧で行うことが大切です。
まとめ
マッサージは一時的なリラックスには役立ちますが、根本的な健康維持には「正しい姿勢」「適度な運動」「温熱療法」などのセルフケアが重要です。
本記事で紹介したポイントを参考に今日から少しずつ、日常のケアを取り入れていきましょう！
正しい知識を持ち、適切なケアを行うことで、健康的で快適な毎日を目指しましょう！
